3月も終わりになってきましたね。3月は公私ともに忙しくなる時期で、仕事では、
期末対応、確定申告、私生活では、卒業式、卒園式、入学式などといろいろなイベント
があり、大変ですね。
 私も、長女の卒園式、入学式があるため、なにかとせわしなく過ごしてしまいました。
 でも、卒園式での成長した姿は、親ばかですが、感動的ですね。
 さて、今日は、クラウドファンディングの運営会社について、行政処分が出される
可能性が出てきたということについてご説明します。
 クラウドファンディングとは、簡単にいうと、不特定多数の人がインターネットを
経由して、不動産や会社に対して投資をするというものであり、最近は数万円から投資
ができるということで、広がりを見せています。有名なところとしては、maneo、
SBIソーシャルレンディング、AQUSHなどがありますね。
 このクラウドファンディングは、不動産への投資の一類型としても存在感を示しており、
不動産に興味のある皆さまにおいては、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
 このように成長を見せていたクラウドファンディングの業界において、マイナスの出来事
が起きてしまいました。
 それが、「株式会社みんなのクレジットに対する検査結果に基づく勧告」です。
http://www.fsa.go.jp/sesc/news/c_2017/2017/20170324-1.htm
 指摘されている問題点は、法人向けローンを出資対象事業とする「不動産ローンファンド」
や「中小企業支援ローンファンド」等と称するファンドの出資持分の取得勧誘を行っている
にもかかわらず、貸付先は、そのほとんどが同社のグループ会社となっていたり、担保
についても適切な説明がなされてなかったことなど多岐にわたります。
 特に、同社の代表者が、同社が親会社に貸し付けたファンド出資金について、親会社の
社員に指示を出し、自身の預金口座及び自身の債権者に送金させている状況が認められる
などは、悪質性が高いと評価されるおそれがあり、その指摘事項は、結構重いものです。
 数カ月の業務停止命令がでることは避けられないように思いますので、出資に対する返済
に支障が生じないか心配ですね。
 また、せっかく成長していたクラウドファンディング業界において、マイナスイメージ
がついてしまい、成長が止まってしまわなないか心配ですね。
 投資にリスクはつきものですが、リスクは極力ヘッジしていきたいところです。
 流行っていそうだからやってみようということも大事ですが、「どこで」やるのかも重要です。
 良い業者が生き残り、業界として、健全な発展を遂げることができるよう、厳しい目で
チェックをすることも重要ですね!!
 
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