住みながら売却より空き家の方がいいのでは?


「住みながら家を売却することになったけど、やっぱり空き家にした方がいいんじゃないかな……」


不動産売却で自分の家を売却することになった場合、何かと不安に感じる人も多いと思います。とくに購入希望者にとって物件というのは、空き家の方がいいのではないかと考える人もいるのではないでしょうか?


物事にはおおむねメリットとデメリットがあります。空き家には空き家のメリットがありますし、住みながら売却することにもメリットはあります。まずは住みながら家を売却することのメリットは何なのかをしっかり把握しておくことが大切でしょう。



住みながら売却することのメリットとは?


<住居費の削減>

不動産に住みながら売却することの最大のメリットは住居費を削減できることです。もしも空き家の状態にしておきたい場合、仮の住まいを見つけ、そこに住まなければなりません。

住居を売却しなければいけない状態というのは、離婚などの諸事情やお金に何かしら困っている場合が多いと思います。誰だって余計な出費は抑えたいところですよね。住みながらの売却であれば、新しい住まいの居住費はいらないので出費を抑えることができます。


<購入希望者に会うことが可能>

購入希望者にとって住んでいる人がどんな人物なのか確認できるのは大きなメリットです。売主の目的は売却することですから、購入希望者がメリットと感じてくれる部分は売主にとってもメリットになります。もしもあなたが購入希望者だった場合、売主の人柄や性格が良かったら安心しませんか?

さらに購入希望者は生活している人ならではのリアルな声を聞くことができます。それは家自体の話だけではなく、周辺環境も含みます。マンションの場合は周りの住人のことも大事ですし、子どもを通わせることになる幼稚園・小学校など、購入希望者にとっては重要な話を売主から聞くことができるのです。

このような売主の生の声がプラスのものになれば、購入希望者の購入意欲を一気に後押しすることができます。あなたの対応次第では売却の決め手になるかもしれません。


<対策を考えることができる>

購入希望者が住みながら売却している物件を内覧する場合、売主は不動産会社の担当者に案内を任せても任せなくても構いません。つまり部屋にいてもいなくてもいいのですが、もしも売主であるあなたが少しでも売却を良い方向へ向かわせるためにできることをしたいのであれば、不動産会社の担当者に案内されている購入希望者をよく観察しておいた方がいいでしょう。

購入希望者の反応を見ることで自分の家のどこが良くて何が悪いのかを判断することができます。例えば水回りに関して良いリアクションをとっていないようであれば、水回りだけを部分リフォームすることを検討するなど、購入希望者に対して対策を考えることもできるのです。


 
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