マンション戸数ランキング(全国) 2022

全国の大規模マンショントップ10を、総戸数が多い順にランキング形式でご紹介します。2022年8月時点で最も総戸数が多いマンモスマンションは、分譲・賃貸あわせて総戸数5,000戸を超えます。大規模マンションの多い地域や、大規模マンションを得意とするデベロッパーについてもまとめました。(リビンマガジンBiz編集部)

┃集計方法
・公式サイト、各不動産会社の物件紹介サイト等から集計
・「規模」について、棟数が複数あるマンションについては、最も高層のマンションについて集計

画像=写真AC

総戸数5,000超の大規模マンションは元東京五輪の選手村

1位は東京都中央区のHARUMI FLAGで、地上18階建、分譲と賃貸をあわせた総戸数は5,632戸となっています。2021年、本来の開催日程を一年延期して開催された東京2020オリンピック・パラリンピックで、選手村として使用されました。大会後は、東京都が三井不動産をはじめとする民間企業の資金やノウハウを活用し、レガシーとしての新しい街づくりを進めています。

東京・晴海に広がる18haのエリアには、分譲住宅街区4,145戸の他にも賃貸住宅街区1,487戸が含まれ、シニア住宅やシェアハウスもあります。2024年3月には分譲街区の入居が開始予定で、将来的には約1万2,000人が暮らす見通しです。コロナ禍の困難の中で開催された東京五輪ですが、HARUMI FLAGの販売申し込みは高い人気を集めており、コロナ禍の巣ごもり需要を追い風にしているようです。

2位も東京都中央区にあるTHE TOKYO TOWERSで、地上58階建、総戸数2,794戸です。2008年竣工のタワーマンションで、オリックス不動産、 東急不動産、 住友商事の3社が手掛けており、賃貸住宅棟があるMID TOWER、分譲住宅棟があるSEA TOWERの2棟からなっています。HARUMI FLAGの販売開始以前は日本一の総戸数を誇っていました。

参考サイト「大規模マンション戸数 ランキング(全国)

3位も東京都中央区のパークタワー勝どきで、地上58階建、総戸数2,786戸となっております。2020年夏に完成、2024年春入居開始予定で、地上58階建のサウスと、地上45階建のミッドからなっています。都営田園都市線「勝どき」駅からわずか徒歩1~2分という好立地で、施設内にはスーパーやクリニック、保育所やスポーツアリーナなどの商業施設が充実しており、遠くへと出かけなくても済む便利さはコロナ禍のニーズに高くマッチしています。

総戸数ランキングトップ3までが全て東京都中央区となり、大規模マンション開発が都心に集中している様子が分かります。また、トップ3のうち2の物件に三井不動産がかかわっており、豊富な資金力をバックにした積極的な開発姿勢が目立っています。

東京以外で最も大規模なマンションは神奈川県川崎市のクレストプライムレジデンスで、地上15階建、総戸数2,517戸となっており、4位にランクインしました。神奈川県は他にもレイディアントシティ横浜(総戸数1805戸)が8位となっています。

10位に埼玉県所沢市の西部小手指ハイツ(総戸数1736戸)が入り、トップ10は全て首都圏が独占する結果となりました。また、三井不動産はトップ10マンションのうち5つの物件に関与しており、大規模マンション開発における同社の影響力の大きさがよくわかるランキングとなりました。

  マンション名 所在地 規模 棟数 総戸数 デベロッパー
1 HARUMI FLAG 東京都中央区 地上18階 17 4,145 三井不動産他
2 THE TOKYO TOWERS 東京都中央区 地上58階 2 2,794 オリックス不動産他
3 パークタワー勝どき 東京都中央区 地上58階 2 2,786 三井不動産
4 クレストプライムレジデンス 神奈川県川崎市 地上15階 3(全体供用棟除く) 2,517 ゴールドクレスト
5 ワールドシティタワーズ 東京都港区 地上40階 3 2,090 住友不動産
6 芝浦アイランド ケープタワー&グローヴタワー 東京都港区 地上49階 4 1,928 三井不動産他
7 サンシティ 東京都板橋区 地上15階 14 1,872 三井不動産他
8 レイディアントシティ横浜 神奈川県横浜市 地上10階 11 1,805 大和地所レジデンス 
9 ザ・パークハウス晴海タワーズ 東京都中央区 地上49階 2 1,744 三菱地所他
10 西武小手指ハイツ 埼玉県所沢市 地上14階 19 1,736 西武不動産
 
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