住宅建設会社 年間休日ランキング 2021年
上場している住宅メーカーのうち、年間休日数を公開している18社(※)を、年間休日数が多い順にランキングしてご紹介します。少子高齢化で、優れた人材は、福利厚生や休日数などの労働環境がよい企業を選んで就職するようになっています。環境整備のうち、しっかり休みが取れることに力を入れている住宅メーカーはどこなのでしょうか。(リビンマガジンBiz編集部)
※注=編集部基準
集計方法
- 各企業の公式採用ページなどから集計
- 編集部規準から公開企業のみでランキングを構成
画像=Pixabay
1位は東建コーポレーション 年間休日数120日以上は9社
会社名 | 休日数 | 備考 |
東建コーポレーション | 130日 | ※2020年度建築職の場合 業種により異なる |
積水ハウス | 129日 | 国民の休祝日による調整あり |
サンユー建設 | 125日 |
1位は東建コーポレーションで、2020年度の建築職の年間休日数は130日でした。同社は1974年創業、賃貸マンションやアパート、貸店舗などを手掛けており、土地活用を考えている地主に対し、スケールメリットとIT技術を活かしてコンサルティングを行っています。また、「東建アニメ」という新アニメーション会社を設立予定で、CGアニメーターやアニメプロデューサーの募集も行っているユニークな住宅メーカーです。
2020年度について、建築工事の施工管理業務担当の社員は、年間休日数が130日でした。もっとも、休日数は職種によって異なり、営業職やwebシステム開発職、アニメーターやアニメプロデューサーの休日数は127日となっています。
2位は積水ハウスで、年間休日数は最大129日です。積水ハウスは1960年創業、グループ全体の従業員数が2万8,362人にもなる大手住宅建設企業です。累計の建築戸数は250万6,598戸と、2021年1月末時点で世界のハウスメーカーNo.1の実績を誇ります。
129日という数字は、国民の休祝日による調整の可能性を含んだ最大の休日数となっています。そうはいっても、完全週休二日制の企業の平均的な年間休日数が120日ですから、休日の多さに関しては申し分のない企業と言えるでしょう。ちなみに、何かとライバル視される大和ハウス工業の年間休日数は123日となっています。
3位はサンユー建設で、年間休日数は125日となっています。同社は1950年創業、住宅建設や不動産のほか、金属製品やホテル・旅館事業も手掛けています。建設・不動産については、「フルターンキーシステム」という、建物の一生を継続してサポートする総合的なサービスを実施してきました。
同社は平均勤続年数が12.3年、平均有給休暇取得日数が6.5日と、年間休日数のほかにも働きやすい環境であることをうかがわせるデータが揃っており、魅力的な就職先となっています。
年間休日数が120日以上の会社は、以下の9社となっています。
会社名 | 休日数 | 備考 |
Robot Home(旧TATERU) | 124日 | |
大和ハウス工業 | 123日 | |
アールシーコア | 121日 | |
住友林業 | 120日 | |
ミサワホーム中国 | 120日 | |
長谷工コーポレーション | 120日 | |
飯田グループホールディングス | 115日 | |
NITTOH | 114日 | |
三栄建築設計 | 110日 | |
Lib Work | 110日 | |
シード平和 | 110日 | |
安江工務店 | 110日 | |
日本ハウスホールディングス | 110日 | |
ナック | 110日 | |
タマホーム | 107日 |
調査対象とした企業18社のうち半分が、完全週休二日制の平均的な休日数120日を満たす結果となりました。以前調査した不動産企業の年間休日数ランキングでは、120日以上の会社が3分の2となっていましたので、住宅メーカーのほうが、休日数が少ない企業の割合が高い可能性があります。
参考サイト
「不動産業界 年間休日ランキング」
休日をしっかり取りながら働ける職場を希望される場合は、公式サイトの募集要項を注意深く読み、休日について具体的な記載がある企業を選ばれたほうがよいでしょう。