上場している不動産関連サービス業 役員の平均年齢ランキング 2021

上場している不動産サービス関連業種24社(※)を、役員の平均年齢が若い順にランキング形式で発表します。コロナ禍により、不動産業界においてもネット活用がより一層進む中、上位はネットメディア運営が占めました。柔軟な発想が可能な若い役員を積極的に選任している企業を紹介します。

※注=編集部基準

集計方法

・2019年10月期から2020年9月期までに公表された企業の有価証券報告書より集計

・年齢計算基準日:2020年1月21日

・補欠役員を含まず

画像=写真AC


役員平均年齢40代は2社 ネットメディア運営が上位独占

1位はリビン・テクノロジーズで、役員平均年齢は45.2歳でした。昨年の2位からランクアップで、5名の役員全員が40代という構成になっています。リビン・テクノロジーズは、不動産会社比較特化型のメディア「リビンマッチ」を軸に、エンドユーザーと加盟企業をマッチングするインターネットサービスを提供しています。

2位はじげんで、役員平均年齢は46.86歳でした。役員7名のうち30代が2名、40代が3名というフレッシュなメンバーです。じげんは、「賃貸スモッカ」をはじめとする不動産関連情報のほか、「アルバイトEX」などの求人情報、「中古車EX」などの生活情報など、幅広い領域でインターネットや紙媒体によるライフメディアプラットフォーム事業を扱っています。

3位はくふうカンパニーで、役員平均年齢は52.8歳でした。10名の役員は30代1名、40代3名、50代が4名、60代・70代1名ずつと、バラエティ豊かな世代が集まっています。くふうカンパニーは結婚や不動産に関連したネットメディアやサービスを取り扱っています。コロナで結婚関連事業の需要は落ち込みましたが、不動産関連事業は利益を維持しています。

4位はリブセンスで、役員6名の平均年齢は53.67歳でした。リブセンスは中古マンションの情報サイト「IESHIL (イエシル)」や、求人情報サイトなどを運営しています。

5位はLIFULLで、役員11名の平均年齢は53.7歳と、4位と5位の差はほとんどありませんでした。LIFULLは、不動産情報サイト「LIFULL HOME’S」のほか、不動産事業者向けの業務支援サービスなどを展開しています。

1位~5位は、昨年の同様の調査に引き続き、すべてネットメディア運営となりました。また、役員平均年齢40代の会社は、リビン・テクノロジーズじげんの2社となりました。昨年調査と1位と2位は入れ替わっていますが、3位のくふうカンパニーは平均年齢52.8歳と、6歳以上の差があるため、上位2社は不動産ネットメディア業界でも特に若い役員で構成されていることが分かります。

参考サイト

上場している不動産関連サービス業 役員の平均年齢ランキング

ネットメディアは、サイトの見やすさや読みやすさなどのデザインを含めて、デジタルネイティヴ世代に使いやすく設計されている必要があります。需要にマッチしたメディアを運営するためには、経営陣も若さが求められるということなのでしょう。調査した24社全体の役員平均年齢は56.92歳でした。

 

 
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