不動産売買の引き渡しと決済について

たとえば自動車などの購入であれば、決済が成立し代金を支払ってもすぐ引き渡しとはならない場合があります。しかし手続きも複雑で高額となる不動産契約は、最後の決済と引き渡しは同時におこなわれるのが一般的。手続きを1日でおこなうため不動産会社の担当者司法書士も同席し、銀行の担当者も集まって決済と引き渡しをおこないます。決済の場所は住宅ローンを利用する人が多いため融資元の銀行が基本です。では、最後の決済と引き渡しで必要になるものにはどんなものがあるのでしょうか?仲介であれば不動産会社が最後までしっかりと取引をサポートしてくれますが、大切な日に忘れものをしないよう自分でも必ずチェックしておきましょう。


売り主が用意する書類をチェック!

まずは売り主が用意する書類などをチェックしていきましょう。また誰に対して必要なのかも併せてご紹介していきます。どれも大切な書類や持ち物ですから忘れずに!■登記識別情報もしくは登記済証法律が改正され登記識別情報がメインとなっています。登記手続きのため、司法書士に渡します。■印鑑証明証役所で申請。同じく司法書士に渡します。■実印上記の印鑑証明をとった実印です。登記に関する書類に押します。■固定資産税納税通知書これまでの分を支払っているかの確認と以後の分の精算するため買い主に見せます。■公共料金清算領収証電気とガス、水道といった料金が支払われているかの確認。■管理規約などマンションであれば管理規約を買い主に渡します。パンフレットもあればなお良い。■仲介手数料多くの場合、この機会にまとめて仲介手数料の残金を支払います。 ■登記費用(登録免許税)抵当権の抹消登記などがあれば、その分も必要です。■物件の鍵最後に買主へと手渡す大切なカギです。必ず忘れずに。



忘れものが心配な人は事前に預けましょう

最後の決済と引き渡しに必要な書類や持ち物をご紹介しました。あくまでも一例でしたが、どれか一つが欠けても引き渡しは完了しません。もしも忘れものが心配な人は、不動産会社か司法書士に事前に預けておきましょう。さすがに実印やお金は自分で管理したほうが良いですが、司法書士に渡す書類などであれば事前に預けておくと安心です。

 
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