所有する不動産にかかる固定資産税とは?

地方自治体が賦課する固定資産税は、土地や建物などの不動産を所有する人に毎年かかってくる税金です。もちろん実際に住んでいるマイホームや駐車場として利用している土地などであれば、固定資産税を支払うことはある意味仕方ありません。しかし何も使わずただ単に所有しているだけの不動産であっても、毎年同じように固定資産税がかかってきます。そこで固定資産税を詳しく知って、使わずに所有しているだけの土地をどうするべきかをご紹介していきます。


それでは固定資産税を詳しくチェック!

固定資産税は『課税標準(固定資産税評価額)×標準税率(1.4%)』で求められます。固定資産税評価額は3年に一度見直されており、地価の高騰や景気などによってその結果は変動します。簡単に求める方法としては時価の7割程度を目安に固定資産税評価額を見積もります。そして、固定資産税評価額に1.4%をかければ、ざっくりとした固定資産税が計算できます。軽減措置などもあるため一例ですが、宅地用の土地の計算方法を以下にてチェックしておきましょう。■小規模住宅用地住宅一戸あたり200平方メートルまでの部分を小規模住宅用地と呼びます。その場合には課税標準の6分の1に軽減されます。■一般用住宅地住宅一戸にあたり200平方メートルを超える部分について一般用住宅地と呼び、課税標準の3分の1に軽減されます。標準的なマイホームであれば一般用住宅地に収まるはずです。ただし!200平方メートルを超えるとはいっても上限が決まっているため、広い物件を所有している場合は注意してください。


まずは固定資産税を計算してみよう!

では先ほど述べた簡単な計算方法を使って、固定資産税がいくらになるかを見ていきましょう。たとえば時価3,000万円の不動産であれば・・・■3,000万円(時価)×0.7(7割)=2,100万円(固定資産税評価額の目安)■2,100万円(固定資産税の目安)×1.4%(標準税率)=29.4万円(固定資産税)という計算に。目安となるざっくりとした計算ですが、なんと29.4万円の固定資産税がかかります。もちろん土地や建物によっても金額は変わりますし、軽減措置などもあります。しかし、使っていない物件でも固定資産税がかかることには間違いありません。もしも所有しているだけの不動産がある場合には、売却することを視野に入れて不動産会社に相談してみましょう。

 
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