『龍が如く』は腕力で裏社会をのしあがるアクションゲームだ。

プレイヤーは主人公・桐生一馬を操り、欲望と暴力が渦巻く「神室町」を舞台に様々なドラマを乗り越えていく。セガが発売する人気ゲーム作だ。

これまでオリジナルシリーズの他に、外伝、スピンオフを含めて10作が発売されており、累計出荷本数が900万本を超えている。

街並みがリアルに再現されており、新宿歌舞伎町をモデルにした「神室町」は細部にまでこだわって作られている。

ドン・キホーテや富士そばなど、実在する店舗もゲーム内に登場する。


「龍が如く0」パッケージ (画像=リビンMagaZine編集部撮影)

「龍が如く」シリーズの中でも、特に不動産がフィーチャーされたのが『龍が如く0 誓いの場所』である。

シリーズ10周年を記念して作られた本作品は、1作目より前の時代を描いており、桐生一馬が裏社会に入ったばかりの頃を描いている。

時代はバブルだ

暴力団「東城会」の二次組織である「堂島組」が神室町の再開発計画を行っていた。

その計画の中心となっている商業施設の建設のために100億円以上をかけ、周辺の土地買収を行っていた。その中に、所有者の見当たらない土地「カラの一坪」が発見され、所有権を手に入れなければ再開発計画がすべて水の泡になってしまう。

裏街道に入ったばかりの主人公・桐生一馬がひょんなことから「カラの一坪」をめぐる騒動に巻き込まれていくというストーリーだ。

ゲーム中には、どんな売り物件でも新たに用意し、そのためには手段を問わない「闇の不動産王」と呼ばれる人物も現れる。

ストーリーを進めていくと、競売物件の購入や抵当権の話なども出てくる。

さらには、サブストーリーとして、不動産経営を行うこともできる。

バブル時代の不動産事情がよく分かる。

「龍が如く」シリーズの中で最高傑作との呼び声の高い本作品だ。

「カラの一坪」という土地をめぐる主人公と組の争奪戦だが、人間関係、兄弟との絆、が色濃く描かれている。「龍が如く」をプレイしたことのない人も、経験者、どちらも楽しめる作品になっている。


歌舞伎町 (画像=写真AC)

またゲーム内でキャラクターが闊歩する町並みは、バブル期の歌舞伎町を再現しており、当時を知る人からの評価も高い。

危険な臭いと猥雑な自由とが同居していた歌舞伎町を思い出したい人にもお勧めだ。

 
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