(画像=リビンマガジン Biz編集部撮影)

8月14日は、国民的アイドルグループ「SMAP」の解散が発表された日である。

2016年、もはや懐かしい記憶ではあるが、最も世間を騒がせた芸能ニュースといえば、SMAP解散だろう。ジャニーズ事務所からメディア各社へ解散のFAXが送られたのは、この日の午前1時のことだった。FAXには、かねてより「今の5人の状況ではグループ活動をすることは難しい」というメンバー数名からの要望を受けていたとあり、活動を控えていたが、最終的に「休むより解散したい」という希望があり解散に至ったという説明が記載されていた。

また、解散の具体的な経緯や理由はメンバーから語られなかったものの、解散に対するメンバーのコメントが発表され、様々なメディアで議論が巻き起された。一方、ファンたちも「SMAP存続」を求めて37万人ものの署名を集め、提出したという。国民的アイドルグループの解散に対する、人びとの関心は非常に高かったといえよう。

そして、コンサートや特別番組、記者会見なども行われないまま、同年の12月26日の『SMAP×SMAP 最終回』を最後に5人での仕事を終え、12月31日づけでSMAPは28年のグループ活動の幕を閉じた。

こうして解散したSMAPメンバー。2017年の9月には、稲垣吾郎、香取慎吾、草彅剛がジャニーズ事務所を退所し、かつてのチーフマネージャーが設立した新プロダクション「CULEN」で活動を開始。一方、木村拓哉と中居正広の2人は、事務所に残留した。

SMAPが所属していたジャニーズ事務所の不動産

このような波乱を巻き起こしたジャニーズ事務所は、1962年に創業した芸能プロダクションだ。本社ビルはかつて東京都港区の乃木坂にあったというが、現在はJR渋谷駅の新南口からほど近い12階建のビルに移転した。

新本社ビルは、基準階142坪、9階建の1998年竣工のビルで、実際に新本社ビルの近くの公示地価は、390万円/平米(1289万2561円/坪)となっており、基準階だけで約18億円。実勢価格は80億円とも言われている。

このような巨額な不動産投資ができる背景には、ジャニーズの人気グループの活躍がある。グループ全体の総売り上げが年間で1000億円を超えると言われ、本社ビル以外にも、都心の一等地に不動産を多数所有しているそうだ。SMAPという国民的グループが解散しても、事務所の財力はまだまだ衰えそうにないことがうかがえる。

 
  • line
  • facebook
  • twitter
  • line
  • facebook
  • twitter

本サイトに掲載されているコンテンツ (記事・広告・デザイン等)に関する著作権は当社に帰属しており、他のホームページ・ブログ等に無断で転載・転用することを禁止します。引用する場合は、リンクを貼る等して当サイトからの引用であることを明らかにしてください。なお、当サイトへのリンクを貼ることは自由です。ご連絡の必要もありません。

このコラムニストのコラム

このコラムニストのコラム一覧へ