京都・鴨川 (画像=リビンMagaZine Biz編集部撮影)

 

 

7月7日といえば、七夕というイメージがあるが、「川の日」でもある。1996年に、当時の建設省(現在の国土交通省)が「近代河川制度」100周年を記念して制定した。七夕伝説にある天の川のイメージや、7月が河川愛護月間であること、そして、梅雨が明け、水遊びをしたくなる季節であることからこの日に決められた。

 

日本で初めて、河川管理についての体系的な制度(旧河川法)が整備されたのは1896年のことだった。日本の河川は短くて流れが急で、雨が降ると洪水による氾濫を起こしやすいものが多く、旧河川法は治水に重点を置いた近代河川制度として、以降約70年にもわたり適用されていた。

 

長く続いていた旧河川法であったが、これまで重点が置かれていなかった利水の法整備が必要となる。戦後の急速な経済発展により、工業用水や水力発電などで河川水の利用が拡大したためだ。こうして生まれた新河川法は、従来の区間に分けた管理に対して、水系を一貫管理するものとなった。つまり、河川の重要度に合わせて管理者を建設大臣、都道府県知事、市町村長にし、一貫管理のための工事実施基本計画の策定を、それぞれの管理者に義務付けたものだ。

 

また、治水、利水だけでなく、河川を自然環境のひとつとして、豊かな水と緑がある場所、地域の個性をかたちづくる河川になるよう制度の見直しも図られている。

東京・多摩川の河川敷 (画像=リビンMagaZine Biz編集部撮影)

 

 

再開発による多摩川周辺エリアの変化

 

首都圏の一級河川である多摩川周辺で近年人気のエリアが、神奈川県川崎市にある「武蔵小杉」だ。それまでは東急東横線、目黒線、JR南部線が走っていたが、2010年に横須賀線と湘南新宿ラインが加わり、5路線が走るようになった。これにより渋谷まで16分、横浜まで12分と抜群にアクセスが良くなった。また、再開発によって大型商業施設やタワーマンションが建てられ、ファミリー層が暮らしやすい街となり、再開発前に比べて地価も大幅に上昇した。

 

武蔵小杉の近くにある多摩川は、河川敷もきれいに整備されており、ジョギングや散歩、ピクニック、サイクリング、グラウンドではサッカーなど、様々な楽しみ方ができる。このように、暮らしに寄り添う河川で自分なりの楽しみを見つけるのもいいだろう。

 

 

(敬称略)

 
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