7月22日は「ポケモンGOの日本での配信が始まった日」だ。

スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」は1年前の今日、日本での配信が開始された。

GPS位置情報システムを使い、現実世界を歩きながらポケモンを捕獲・育成するゲームである。

ポケストップと呼ばれるアイテムの補給地点も現実世界の名所やモニュメントとリンクしている。

配信されるやいなや、初日のダウンロード数が1,000万を超えるなど社会現象と呼べるほどの盛り上がりを見せた。街にはスマホを眺めながら、あちこち歩く人が増え、深夜にも関わらず、レアポケモンが出ると話題になった公園などは人で溢れかえった。


(画像=GAHAG)

モバイルバッテリーの売り上げが急増したり、ポケストップ目当ての人で商店街が活気づいたり、思いもしないポケモン特需があった。一方で、車の運転中にもゲームに興じる「ながらポケモンGO」によって、交通事故が起こるなど良くも悪くも話題を独占した。

ポケストップやレアポケモンを目的に、住宅などの敷地内に無断で侵入する利用者も増えた。さらには私有地での長時間の居座り行為や深夜に関わらず騒ぐ人なども居たという。

こういったトラブルを避けるために、自分の敷地内にポケモンを出現させないよう任天堂に要望する起業や所有者も現れた。

アメリカでは私有地侵入があったことで、ポケストップを無断で設置した任天堂など3社を相手に集団訴訟が起こるなどの騒動が起こった。

しかしポケモンGOが話題になったのは数か月ほどで、最近ではすっかり聞かなくなった。

調査会社ヴァリューズの推計によると、月1回以上ポケモンGOのアプリを開いた人は昨年7月1,000万人以上居たが、今年6月には6割減の442万人に落ち込んだという。ネット上では「まだ400万人もいるのか!」という声もあり、若者の間ではすでに過去のこととなりつつある。

しかし、ポケモンGO運営側も手をこまねいているばかりでは無い。

日本配信1周年にあわせて伝説のポケモンをさせるほか、利用者同士のポケモン交換など、ゲームの継続利用を狙うという。

 
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