6月26日は「電動スクーターが販売開始された日」だ。
(画像=写真ACより)
最近、話題になっているテレビ番組がある。
芸歴32年でゴールデン初冠「出川哲郎の充電させてもらえませんか?」(テレビ東京系)だ。
お笑いタレントの出川哲郎が電動バイクにまたがり、日本全国を旅する番組だ。出会うの人情に助けられながら進む道のりは、土曜の20時から放送されており視聴率も好調だそうだ。
その番組になくてはならないのが、電動バイクだ。充電が切れる度に、飲食店などに立ち寄り電気を借りる。2時間ほどの充電中に近所を観光したり、ファンと写真を撮ったりとふれ合いが生まれるのだ。
この電動スクーターは1993年の今日、発売開始された。
埼玉県に本社をおくヤマテ工業が国内最初の二輪式電気スクーターである「ヤマテ・ES600」を開発した。それまでも電動スクーターの開発はあったが、コストがかさみすぎて、市販化には至らなかったという。同商品の市販化から四半世紀がたとうとする現在は、大手二輪メーカー製を中心に多くの種類が市販化されている。
電動スクーターはワット数(電力)によって免許の種類が変わる。
道路交通法によると、出力が0.6kWまでを原動機付自転車、0.6kW超1kW以下のものは小型自動二輪車、それ以上のものは普通自動二輪車と規定されている。
ガソリンを必要としないため、環境にもよく電気自動車同様に人気がある。
しかし、充電場所に苦労することが多いという。
一戸建てだと、家の中から家庭用コンセントを引っ張ってこれるが、マンションの場合は、そうはいかない。
(画像=写真ACより)
しかし、最近、販売されているスクーターの多くは、バッテリーを取り外すことが可能なため、マンションに住んでいる場合でも、部屋に持ち帰り、簡単に充電ができる仕組みになっている。
バッテリー自体も軽量化されており、重くない。
電動スクーターは、フル充電しても移動距離が短く、長距離走行を行う場合は充電残量に気を付けなければいけない。充電施設が普及の課題となっている。
番組に出演している出川哲郎は、一昔前は不人気芸人の代表のような扱いだった。しかし今では、テレビCMにも多く出演し、お茶の間で人気のスターになっている。何事も続けていれば花が開くということか。
電動スクーターも時が経てば、当たり前になってくる日が来るだろうのだろうか。
敬称略