日本最大級の不動産テックイベント「第3回 不動産テックEXPO」が開催される。

 

大阪と東京の2か所で開催される同イベント、まずは9月28日から30日までの3日間、大阪で開催される関西展の紹介だ。

 

昨年とくらべて1.5倍、過去最大の規模で開催される会場には、今注目のサービスや企業が一堂に会する。気になるサービスや製品をリアルに触って体験できるまたとない機会であり、不動産ビジネスに役立つ情報満載のイベントだ。

 

同イベントの見どころや注目の出展企業とはどういったものなのだろうか。

 

過去最大だった昨年を上回る規模で開催

今回で3回目となる「不動産テックEXPO」だが、昨年の関西展では、同時開催展合計で145社が出展し、3日間で10,540名が来場し過去最大のイベントとなった。

 

しかし、今年はその1.5倍の規模で開かれ、出展企業は過去最多の200社※に上るという。

 

【昨年の様子】

 

不動産会社やオーナーなどが抱える経営課題や人手不足、業務効率化などの課題・問題点をテクノロジーによって解決するべく、あらゆる企業が出展する展示会だ。

 

住宅、ビル、商業・公共施設など、あらゆる建築物を対象とした建築総合展「ジャパンビルド-建築の先端技術展-」内で開催されている。

 

まずは、イベントの詳細をチェックしよう。

 

イベント名

第3回【関西】不動産テックEXPO

日時

2022年9月28日(水)~30日(金)

10:00~17:00

場所

インテックス大阪

主催

RX Japan株式会社

同時開催展

参加費

無料 (通常¥5,000 ※WEBからの事前登録にて無料)

 

事前登録はこちら

 

では、具体的にどのような注目企業が出展しているのだろうか。

編集部が独自に行った取材と共に、イベントブースでの出展内容などについて見てみよう。

 

現場の目線から生まれた賃貸仲介業務の効率化サービス グラング

顧客管理や反響管理、ポータル出稿や間取り図作成など、賃貸仲介の現場では様々な業務が断続的に行われている。

 

これらの業務をサポートするサービスも生まれているが、提供している会社が異なっている場合は、それぞれの管理画面でバラバラに行わなければならない。

 

こういった賃貸業務に関わるサポートの全てをひとつのサービスで可能にするのが、グラング(名古屋市)が提供している「グラングコア」だ。

 

「グラングコア」なら、賃貸仲介業務における顧客管理や物件管理、売上管理など様々なサービスが一元管理できる。また、店舗単位でバラバラに持っていた物件や顧客の情報も、リアルタイムでスムーズに共有可能だ。

 

「グラングコア」画像提供=グラング

 

同サービスは、グループ会社で実際に賃貸仲介業を展開する洞口(名古屋市)で培ってきた現場での課題感から生まれた。実際に社内でも利用され、現場の知識・経験から生まれたサービスだからこそ、全国の仲介会社に利用されている。

 

特に、「システムを一本化したい」「情報の分析をしたい」といったニーズや「どの店舗の売上がよいのか」「個人のスキルの見える化やスタッフの得意・不得意分野の把握」といった部分が、不動産会社の経営者に刺さっているポイントだという。

 

不動産テックEXPOのブースでは、今秋・冬に新しくリリース予定の新機能を紹介する予定だ。

 

どのような機能が実装されるのか、是非一度ブースに立ち寄ってみよう。

 

企業名

株式会社グラング

所在地

愛知県名古屋市中村区名駅1-1-1 JPタワー名古屋30F

製品カテゴリ

DX、働き方改革・業務効率化

繋がりたい企業、人

不動産業界の在り方に疑問や存続の危機感を持っていて、さらなる発展への成長意欲を持っている会社

 

電子契約の本格的な運用フローを丁寧にサポート 弁護士ドットコム

2022年の不動産業界における大きなトピックスといえば、5月18日に施行された宅地建物取引業法の改正だろう。

 

不動産取引において必要だった押印を廃止し、重要事項説明や媒介契約締結時書面や契約締結時書面の電磁的方法による書類の交付(電子化)が可能となった。

 

しかし、改正によって精力的に電子契約が活用されているかといえば、必ずしもそうではないようだ。

 

「法改正されても、業界内での電子契約の浸透度はまだら模様です」と語るのは電子契約サービス「クラウドサイン」を提供する弁護士ドットコム(東京都・港区)・クラウドサイン事業本部・小林誉幸事業戦略部長だ。

 

弁護士ドットコム・稲葉誠人チームマネージャー(左)、小林誉幸事業戦略部長(右)

 

業種を問わず企業や自治体などに130万社を超える導入実績を誇る同社だが、不動産業界にだけは特別に社内にて専門のチームがあるという。

 

小林部長によると、不動産業界のなかでも売買の分野においては、売買契約書を電子化することで、印紙税が不要になることでのコスト削減効果が大きいという。大手不動産会社や投資用不動産を扱っている企業などでは、年間数千万円のコストダウンにつながっている。

「クラウドサイン」のサービススキーム 画像提供=弁護士ドットコム

 

「賃貸仲介や賃貸管理の業界でも徐々に電子契約が普及していますが、印紙税によるコスト減といった大きな効果がないため、様子見している企業も多い。しかし、今後ポータルサイトの絞り込み条件で『電子契約可』といった条件が出てくる可能性もあります。そうなったとき、きちんと対応できる体制がなければ、ユーザーから選ばれることは難しくなってくるでしょう」(同・小林部長)

 

出展ブースでは、実際に電子契約を導入した後の業務フローやそのサポート内容をわかりやすく説明する他にも、国交省が発表している電子契約の分厚いマニュアルを要約し、要点だけを分かりやすくまとめた資料も配付する。

 

「全ての契約を電子化する必要はありません。しかし、電子契約もひとつの選択肢として準備しておくことが重要です」(クラウドサイン事業本部・マーケティング部・稲葉誠人チームマネージャー)

 

イベント当日には、SNSと連動したプレゼント企画も行う予定だという。電子契約についてまだ深く理解していない人や現在導入を検討している人は、気軽に足を運んではどうだろうか。

 

企業名

弁護士ドットコム株式会社

所在地

東京都港区六本木四丁目1番4号 黒崎ビル

製品カテゴリ

DX、働き方改革・業務効率化

繋がりたい企業、人

不動産全般、建設業、デベロッパー、電子契約について説明して欲しい人

 

ワン・アプリのIoTサービスで物件価値向上やセルフ内覧を実現 オプテージ

スマートロックやスマートホームなど、インターネットに各家電や機器が接続され、本来の機器だけでは難しいような操作や制御を可能とするIoT(Internet of Things)は、生活の利便性を向上する技術・方法のひとつとして注目が集まっている。

 

しかし、一般世帯の普及率は未だ10%未満であると言われており、スマートホームやIoTといった言葉を知っていても実際に利用したことのある人たちはまだまだ少ない。

 

そういった中で、他社のスマートホームやIoTとは異なるスマートホームIoTサービス「IOPT(アイオプト)」を提供するのが、関西電力の子会社であるオプテージ(大阪市)だ。

 

同サービスの特徴は、各家電やスマートロック、シャッターの操作などがワン・アプリで完結すること。メーカーに縛られることなく様々な機器と連動することで、ユーザーの住環境にあった製品を操作することができることも、サービスが選ばれているポイントだという。

 

新築・既築に関わらず導入が進んでおり、実際に導入した企業からは、物件価値が向上し、周辺の相場よりも高い賃料で付加価値をつけられるという声も多い。

 

出展ブースでは、IoTを具体的にイメージできていない人にも体感してもらえるような展示を行うほかに、内覧者が一人で内覧できる「セルフ内覧」のサービスも披露する予定だ。

 

これまで内覧を行うためには、物件確認や内覧予約、鍵の受け渡しなど、仲介会社と管理会社が連絡を取り合う煩雑な業務が必要だったが、「セルフ内覧」ならば、部屋探しユーザー自らがWeb画面で日程予約を行い、一人で内覧ができる。不動産会社の休日や営業担当の日程などに影響されずに内覧が可能で、ユーザーも気兼ねなく内覧ができるほか、昨今のコロナ禍で意識されているような非対面・非接触での対応が可能となる。

 

オプテージ社の「IOPT(アイオプト)」サービスが、自社にどのように活用できるのか、実際にブースに訪れて体験してみよう。

 

企業名

株式会社オプテージ

所在地

大阪市中央区城見2丁目1番5号 オプテージビル

製品カテゴリ

建物のスマート化、セキュリティー・防災、施設管理・メンテナンス

繋がりたい企業、人

ハウスメーカー、デベロッパー、管理会社

 

出展企業・サービス一覧はこちら

不動産業界注目のサービスが集まる同時7展開催のジャパンビルド

「不動産テックEXPO」は、日本最大の見本市主催会社のRX Japanが主催する建築の先端技術展「ジャパンビルド」内で同時に7展開催される展示会の1つだ。

 

同時開催されるイベントは下記の通りだ。

 

  • 第6回[高性能]建材・住設 EXPO
  • 第6回 スマートビルディング EXPO
  • 第5回 スマートハウス EXPO(旧称:AI・スマート住宅 EXPO)
  • 第5回 施設リノベーション EXPO
  • 第2回 建設DX展
  • 第1回 商業施設・店舗DX展

 

不動産テックに限らず、建材やリフォームリノベーションなど、不動産周辺分野の様々な企業が集まっている。

 

会期中のみ臨時でシャトルバスが運行しているシャトルバスの詳細はこちら

 

イベント名

第3回【関西】不動産テックEXPO

日時

2022年9月28日(水)~30日(金)

10:00~17:00

場所

インテックス大阪

主催

RX Japan株式会社

同時開催展

参加費

無料 (通常¥5,000 ※WEBからの事前登録にて無料)

 

事前登録はこちら

 

※注=出展社数は同時開催展を含む最終見込み数字です。開催時には増減の可能性があります。

 
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