老人ホームのポータルサイト「LIFULL 介護」を運営するLIFULL senior(東京都千代田区)は、「介護施設入居に関する実態調査 2023年度」を実施し、その結果を発表した。

調査対象は、全国の20歳~79歳 男女2,000名で、家族、親族の中で1年以内に介護施設入居者がいる人や家族、親族の介護施設の情報収集や選定に関与した人。

画像=プレスリリースより

介護施設の入居検討時期について聞いた質問では、見学した時期は、「入居する2~3ヶ月前」が26.6%と最も高く、次いで「入居する1カ月以内」(24.4%)と、合計して51.0%が検討して3カ月以内で入居を決めていることがわかる。

介護者や要介護者を取り巻く環境が急変したことにより、急いで介護施設を探すといったケースも多いようだ。

画像=プレスリリースより

多くが少ない時間で施設を決めるという傾向は、見学した施設数にも見て取れる。入居施設を決めるまでに何軒の施設を見学したかを聞いたものでは「2か所」(30.0%)が最も多く、次に「1か所」(26.5%)、「見学には行っていない」(19.7%)というものだった。

見学する場合は、1~2か所で入居施設を決めており、5人に1人は見学せずに決めていた。

画像=プレスリリースより

施設選びで困ったことを聞くと、「急いで探す必要があった」(24.0%)、「入居待ちでなかなか入れない」(23.4%)、「入居にいくらかかるのかがイメージしづらい」(22.5%)といったものの割合が高く、やはり時間のないなかで急いで施設を探している傾向やそういったなかで入居待ちが発生しているといった課題が見える。そういったなかで、費用がいくらかかるのかわからないといった情報収集にも苦心している様子もうかがえる。

画像=プレスリリースより

施設を検討しする際に見学と立地以外で重視したものを聞いた質問では、「入居者、スタッフの雰囲気」(37.1%)が最も高く、、「医療サービス体制」(36.3%)、「空室状況」(32.1%)、「提供しているサービス内容」(30.7%)といったものも3割以上の人が選んでいた。

 
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