東京都 子どもによる住宅事故の防止や子育てに優良な住宅に関する取り組みを開始

東京都は、住まいにおける子育て環境の向上を目的とした3つの取り組みを開始する。

1つ目は、東京こどもすくすく住宅の供給促進だ。現行の「東京都子育て支援住宅認定制度」を見直し、子育てに優良な集合住宅の供給を促進する東京こどもすくすく住宅認定制度が設立された。

画像=プレスリリースより

同制度は、転落防止をはじめとした家庭内事故などを防止する安全の確保や快適な子育てが可能になる間取りや設備の備わった住宅の促進を目的とし、認定基準の適合度合いを「セーフティ」「セレクト」「アドバンスト」の3段階で認定するというものだ。

画像=プレスリリースより

住宅事業者や不動産事業者を対象として、認定住宅の供給においては、整備の一部を都が直接支援するとしている。

2つ目は、「子供を守る」住宅確保促進事業の実施として、分譲マンションの区分所有者(都民)などを対象に、住宅での子どもの安全確保を目的とした改修費用等の一部を都が直接支援するというものだ。

画像=プレスリリースより

ベランダからの転落事故の原因になっているエアコン室外機へよじ登ることを防止するための侵入防止柵や窓の補助錠の設置や指挟み防止機能の付いた扉への改修等に対して、3分の2までの補助率、上限30万円が支援される。

3つ目は、子育てに配慮した住宅のガイドライン」の改定だ。子育て世帯に適した住まいの安全性に配慮された住宅の技術的な情報について、主に事業者に向けたとりまとめたガイドラインの内容の見直しが行われた。先出の東京こどもすくすく住宅認定制度や「子供を守る」住宅確保促進事業は、このガイドラインがベースとなっている。

 
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