アスコット 初となる定期借地によるオフィス開発プロジェクトが始動

アスコット(東京都渋谷区)は、福岡市中央区天神でオフィス開発「(仮称)AUSPICE[オースピス]福岡天神」プロジェクトに着手したことを発表した。同社初となる定期借地権を取得したかたちでのオフィス開発になるという。

画像=プレスリリースより

今回、福岡市中央区天神4丁目に位置し、福岡市営地下鉄空港線「天神」駅から徒歩5分と好立地の120.26坪の土地の定期借地権を取得した同社。子会社で分譲マンションの開発やリノベーション事業を展開するシフトライフ(福岡市)と共に、鉄筋コンクリート造・地上10階建てのオフィス開発を進め、2023年春から着工し2025年冬に竣工を予定している。

アスコット社に話を聞いたところ、土地の所有者は個人で土地の活用を考えているが手放したくないといった要望を受け、今回の提案に至ったという。定期借地の契約期間は70年を予定しており、契約期間満了後は更地にして返還される。土地オーナーは建物建設における初期投資や資金調達などの必要もない。

当然、定期借地権取得による開発事業は、土地の立地や条件などが厳しく審査されるため、どのような土地であっても適用されるものではない。アスコット広報担当者は「今回の事例を皮切りに、定期借地権を活用した事業をさらに広げていきたい」と語った。

 
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