こんにちは。婚活FP山本です。初めて不動産を売却する方が見落としがちなポイントに「不動産売却は時間がかかる」点が挙げられます。一方、人間とは期待が大きい程にダメな場合の格差を強く感じるもの。今回はこれを婚活でやらかした実話です。

お金が無い婚活、ようやく出会いが!

ある都心部に30代後半の独身男性Aさんがいました。Aさんは一応肩書きは正社員ながら年収は300万台で貯金も100万程度。ホントにお金がありません。それでも結婚したい一心で婚活に励んでいました。年齢上の時間的制約もありましたから尚更に。

そんなAさんにもある日、ついに待望の出会いが!お相手は婚活パーティで知り合った同い年の女性Bさん。趣味が同じだった二人は一気に意気投合しました。ちなみにBさんは年収は同じながらも派遣社員。苦労の気持ちを分かち合えたのかもですね。

実家不動産を相続!売却金で大いに夢を見せた

Bさんとの婚活は慎ましやかながらも実に順調でしたが、ある日変化が…。Aさんの地方の地元にいた親が亡くなったのです。そして実家不動産をAさんが、貯金の類を妹が相続。また特に戻る気も無かったので、Aさんは実家不動産を売却することにしました。

実家不動産の売却見積額は約2千万。結婚資金には十分と考えたAさんは「売却できたら…〇〇」と結婚式から結婚指輪、新婚旅行など、存分に結婚後のプランをBさんに話しました。最初は「ムリしなくても…」と感じてたBさんでしたが、段々期待値が上昇…。

1年経っても売却できず…婚活失敗

しかし「半年くらいで売却できるかな」と思ってた実家不動産は一向に売却できません。同時に半年間ずっと結婚後のプランを話されたBさんはすっかり舞い上がってました。だからこそ、時間が経つほどにその期待値は段々と怒りに反転するように…。

一方なまじ結婚後のプランを熱く語ったAさんは、今更何もナシで結婚は考えられませんでした。結局実家不動産は1年経っても売却できず、年齢的に焦りのあったBさんは別れを宣告…。まだ婚活中だったのに、余計なこと言わなきゃ良かったですね…。

おわりに

不動産売却は時間がかかるものですが、その時間とはホントに分かりません。ちなみに現実的にはこういう場合、「ブライダルローン」等を使うのもアリです。いずれにせよ、結婚前の婚活中に大言を吐くのは控えた方が良さそうですね。

関連リンク↓ 「不動産売却!玉の輿結婚のハズが大失敗した悲しい女性」
/column/yamamotomasayoshi/22551/
 
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