こんにちは。婚活FP山本です。別居が基本の現代でもまだまだ高齢者は「他人の介護はできれば受けたくない」のが本音。同時に長年暮らした実家不動産を離れたくない、売却もしたくないもの。これに子供の立場としては困るものですが…。今回はそんな実話です。


田舎がイヤで上京!でも現実は厳しく…

ある都心部に40代前半の独身男性Aさんがいました。Aさんは都会に憧れ、また田舎な地元を嫌い、社会に出ると同時に上京した方。こういう方って多いですよね。でも往々にして現実は厳しいもの。

幸い大卒時には普通に正社員採用されてたものの、20代後半であえなく会社が倒産。その後ずっと派遣社員として働いてきました。また結婚したくて婚活にも励んだものの、派遣社員の身では厳しかったのか、未だに結婚の兆しすら見えない状況です。

実家売却も施設入居もイヤがる母…仕方なく?帰郷

またAさんは盆と正月の帰省だけば欠かしませんでした。ちなみに実家不動産には70代の母が一人暮らし。母はしきりに「結婚はまだか?孫はまだか?」というお決まりのセリフと共に「できれば帰郷してこい」と言うばかり…。

ですがAさんから見ても母は少しずつ弱っている印象。Aさんは度々、この実家不動産を売却して施設へ入ることを勧めてたのですが頑なに拒否してました。実家不動産の売却も他人の介護もイヤだったんですね。しかし妹はもう嫁いでますしAさんは長男。これ以上都会で粘っても仕方ないかと考え、ついに今回Aさんは帰郷を決意しました!

同級生と再開!妹を紹介され見事結婚!

もちろん母は凄く喜んでくれました。…が、当然にAさんの心中は複雑なまま。特に明確な夢は無くても、帰郷は屈辱感・敗北感で一杯だった様子。一方、同級生がAさんの帰郷を聞きつけ、ある日飲み会を開いてくれました。そこで自分の現状をぶちまけたAさん!

そしたら「だったら私の妹を紹介しようか?行き遅れて困ってたの」と!しかもこの地方ではまだ「結婚後は男親との同居習慣」が残ってたので、結婚後はスンナリ実家不動産で同居してくれる事に!同時に仕事も同級生から紹介してもらえたAさん、お友達が残ってて良かったですね♪

おわりに

母が実家不動産の売却や施設入居を渋り、頑なに帰郷を待ち続けてくれてたから。さらに田舎ならではの人間関係の強固さが結婚や仕事を生んだハッピーエンドでしたね。もし母がアッサリ不動産売却と施設入居に応じてたら…どうなってたんでしょうか(笑)

関連リンク↓ 「不動産!売却金に群がる女性達に呆れ婚活を止めた男性」
/column/yamamotomasayoshi/22440/
 
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