こんにちは。婚活FP山本です。婚活における最大の敵は「結婚詐欺師」ですよね。比較的よくある詐欺は近頃だと「結婚をチラつかせての高額不動産の購入を迫る」です。しかし中には不動産の売却を前提にした結婚詐欺師も…。今回はそんな実話です。

気が付けば40オーバー、誰からも相手にされない日々…

あるところに40代前半の独身女性Aさんがいました。Aさんは20代の頃すでに居住用の不動産を購入していた堅実派で、しかもその不動産は住宅ローンもすでに完済。ですがそんな堅いところが災いしたのか、日々婚活に励むも誰にも相手にされない日々でした…。

「このままずっと独り身なのかな…」と婚活に悩むAさんでしたが、ある婚活パーティでちょっと年下の男性(以下Bさん)に言い寄られたのです!Bさんは比較的イケメンの部類で、「何で私に…」と少し考えたものの久々の好意にAさんもすっかり上機嫌。

年下彼氏は経営者?借り入れの保証人を依頼されたが…

ちなみにBさんはこの時「零細ながら親の会社を受け継いだ経営者」だと名乗っていました。その後は経営者で忙しいハズなのに頻繁にデートを重ねてくれるBさんに、Aさんはすっかりご満悦。いつしかAさんはBさんとの結婚が当然だと考えていました。

そんな楽しい婚活も4ヶ月を過ぎたある日のデートで、Bさんはいつになく困った顔をしていました。聞けば大口の取引先が倒産し、連鎖倒産しそうだと…。そして自分の信用ではもうお金を借りられないので、借り入れの保証人になって欲しいと依頼してきたのです!

最後の理性で探偵に依頼。すると案の定!

最初は何とかBさんの力になりたいと考えたAさんでしたが、さすがに保証人には抵抗が。「少しだけ考えさせて」とその場を後にしたAさんは、冷静にこれまでを振り返りました。そして最初に出会った婚活パーティで不動産のことを話した事を思い出したのです!

「まさか結婚詐欺…?」との疑心が沸いたAさんは、ツテをたどって即座に探偵に調査を依頼。すると案の定!Bさんは経営者ではなかったのです。どうやらAさんの不動産を売却させる前提で大金を借りようとしていた様子!間一髪の結婚詐欺回避でした…。

おわりに

「不動産を所有している」は、時にこんな売却目的の結婚詐欺師に狙われる事もある様子。確かに不動産は売却したり借金の担保に出せば、十分なお金になりますからね。ある意味で不動産は「目に見える大きな貯金」ですし、婚活中の方はくれぐれもご注意を!

関連リンク↓ 「ありえない!不動産を売却して専業主婦を望んだ女性」
/column/yamamotomasayoshi/21028/
 
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