こんにちは。婚活FP山本です。近頃では未婚化・晩婚化の流れと共に熟年離婚が増加傾向にあります。その結果、いわゆる「シルバー婚活」が盛況になってきました。そして若者の婚活では所有不動産は害になりがちですが、シルバー婚活なら特に問題無いんです。今回はこの理由をお伝え致します。
理由1:結婚の形を希望する方が少なめ
1つ目の理由は「シルバー婚活では、そもそも結婚目的の方が少ない」んです。もちろんシルバー婚活でも結婚目的の方はいますが、実際には「近所の茶飲み友達が欲しい」や「ルームシェアがしたい」等、結婚という枠に拘らない方の方が多くなっています。
だからこそ最終的に同居する可能性も低くなりがちなので、ムリに所有不動産を事前に売却しておく必要性がありません。仮に双方が不動産持ちで結婚に至ったなら、結婚してからいずれか片方を売却すればいいんです。
理由2:若者ほど過去に拘らない方が多い
2つ目は「年配者は若者ほど過去に拘らない方が多い」が理由になります。若い方だと「他の人と住んでた痕跡が気になる」が問題になりがちです。しかしシルバー婚活中の年配者なら熟年離婚を経験したバツイチも多数ですから、今更過去には拘らないのが基本。
また並行的に若い方なら「職場(通勤)との兼ね合い」が問題になってしまいますが、シルバー婚活は基本的に男性50歳以上、女性45歳以上の年配者が基本です。すでに退職済みな方も多いですし、所有不動産を中心に二人で一からセカンドライフを築き上げていきましょう。
理由3:「賃料不要」は大きな魅力♪
最後はシンプルに「賃料不要は大きな魅力」が理由になります。今時は8割の世帯が老後破産すると言われてる時代です。それほど老後生活が厳しい時代なのですから、賃料不要な不動産を所有しているのはお相手から大きな魅力として映ります。
同時にそんな時代だからこそ、年配者であっても貯金ゼロ…という事も決して珍しい事ではありません。でも賃料不要な不動産を所有していれば、それが一つの「絶対的な財産」としてアピールできます。下手に売却するよりアピールポイントとして活用しましょう。
おわりに
今時は年齢を問わずに婚活市場が盛況です。ただ一方で、あなたの年齢によって不動産の在り方や意味が変わってきます。今時の人生は約90歳まで続きますし、「終の住まい」をどうするかというライフプランをしっかり考え、それに合わせた婚活をしていきましょう。