こんにちは。婚活FP山本です。「不動産を売却したい」という場合、ほとんどの方はどこかの不動産業者にお話しますよね。でも不動産業者ってホントに様々。今回は実際に私(の両親)が遭遇したトホホな話をお伝えさせて頂きます。

発端は「土地を売却したい」という申し入れ

事の発端は、私の実家の隣に土地を持つ夫婦(以下A夫婦)が「この土地を買ってくれ」と言ってきたことから始まりました。ちなみに私の実家は滋賀県の田舎で諸々の事情もあり、個人間での不動産の購入・売却はかなり珍しい事だったんです。

もちろん私の実家もA夫婦も不動産の購入・売却は初めて!ホントに双方、何も知らなかったんですよね…。A夫婦は私の実家に言いに来る前、ある不動産業者(以下A業者)に相談し、その時の見積もりを持ってきてました。

調べてみたら、売値の相場がとんでもない!

見積もり額は100坪で1500万!A夫婦はA業者の見積もりを信じ、素直にその額で交渉に来ました。この金額に「ホンマかいな?」と疑った両親は、即座に私に連絡。実家周辺の売値の相場を調べてみました。

そしたら疑問は的中!なんと私の実家周辺ではせいぜい坪2~3万が相場だったんです。つまり100坪でも2~300万。A夫婦は「そんなハズない」と考え、同じくご近所さんの土地家屋調査士に聞きに行きました。そしたら「この辺なら1万でもありえる」との回答が…。

それでも業者は無責任?最終的には温情決済

なお、よく見積書を読むと「当社は見積額に何ら責任は負いません」なんて一文があったそうです。一体A業者はどんな相場観をしてたのやら…。とりあえず、私の実家からするとありえない売却話から救われたと言えるのかと。

ちなみに話の結末は300万で決済になりました。ホントは100万でも通じたんですが、何でもA夫婦の子供がお金に困ったからの売却話に同情、そして世間体を考えて…だそうです。今ではその土地は母親の野菜庭園となっています。

おわりに

相場も知らない業者がテキトーな売値をつけての売却話…不動産業者の中にはこんな業者もあるという一つの実例と言えるかと。普通は一生でそう何度も関わらないのが不動産の売買ですが、不動産の売買は一生で一番の大金が動きます。くれぐれもご注意くださいね。

関連リンク↓ 「不動産!業者が自身のライフプランを誤った話」

/column/yamamotomasayoshi/20074/
 
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