日本家屋は味わいがあり、古き良き日本の象徴ともいえますが、いざ家を売ろうと考えた時、築年数の古さやリフォームにもお金がかかることから、売却を躊躇する人も少なくありません。しかし、2020東京オリンピックに向けて、海外のお客様向けに古い物件を探す人も増えてきています。そこで、築年数が経過した古い家を売却した成功例についてご紹介したいと思います。

築年数の古さに需要がある


売却を考える時にネックになるのが築年数の問題です。古ければ古いほど価格は下がると思う人がほとんどですが、実は町おこしや、外国人観光客をターゲットにした古民家カフェや雑貨店に改装して活用するケースも増えてきています。そのため、できれば日本を示すような昭和に建てられた物件や、それ以前の時代を想像させるような家屋を求めている人も増えているのです。築年数=売却価格が下がるという公式が当てはまらないこともあるので、建ててから年数が経っていても、需要があるということを頭にいれておきましょう。

売却後は購入者の発想次第で生まれ変わる


古い建物を購入したとして、その味を生かしてカフェにするケースや、レトロモダンとして現代的な要素を含ませてリノベーションするケースもあります。今まで住んでいた場所を手放すのは寂しい気持ちもしますが、家が持っている可能性を引き出し、新しいものを作り出すことも可能なのです。それは購入した方の発想次第!数ヶ月後この家が、新しい命を吹き込まれると思うと、ワクワクしてきますよね。

口コミが広がれば元所有者としても嬉しい


外観はそのままに、中身を改装してお客様をお迎えするカフェや、海外の移住者向けの体験施設など、古民家の活用方法はたくさんあります。味のある雰囲気など気に入ってもらえれば、口コミで情報が広まりますし、注目度も上がれば元所有者としても嬉しいですよね。どんな形に生まれるかは購入した人の考え方次第ですが、新たなスポットになるかも知れないと考えると、夢のある売却ではないでしょうか。

まとめ


売却というと、住み替えというポジティブなものと、離婚や住宅ローンの返済ができなくなるなど、ネガティブな理由が存在します。古い建物を求める人に、その後の家の将来を託すという観点に考えて売却すると、人と人とを結びつけるツールになってくれるかもしれませんね。

 
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