「家を売りたいけれど、築年数が古いと買い手がつかないのでは。」という声をお聞きします。築年数は、その家を建ててから何年経っているのかが分かる指標ですが、10年、20年と聞くと、古いというイメージが先行してしまうのかもしれませんね。
そこで、購入者側が中古マンションを選ぶ魅力について考えてみたいと思います。
立地を優先したい人にはリーズナブル
新築とは誰も入居していなければ、何年経っていても新築になり、誰かが入居すればその物件は中古になります。中古になれば新築の価格よりも安くなるのは当然ですし、築年数が経過すればするほど査定額に影響があるのは知っている人も多いのでは。
この周知の情報を上手に活用すれば、立地を優先して条件にあうエリアに住みたいと考えている人には、リーズナブルな値段で購入することが可能。
同じエリアでも、新築と中古では金額に違いがあるので、考え方次第では大きな経費削減につながりますよね。
レトロやアンティーク志向を求める人も
1980年代後半のバブル景気には、第五期マンションブームといわれ多くのマンションが建設されました。その当時に建設されたマンションは築年数26~27年を迎えます。
それ以降も建て替えと建設を繰り返し、築年数=古いという発想から、外観に魅力を感じ、アンティーク物件として中古マンションを選ぶ人たちも増えてきました。
なんとも言えない昭和の雰囲気が懐かしくもあり、味があると思えるのは日本人独特の感性かもしれませんね。
リノベーションすれば見栄えも格段に変わる
レトロやアンティークの家を求めると同時に、生活の動線や利便性の追求を求める人も増えてきました。懐かしさがある外観と、部屋の中のギャプが大きければ多きいほど非現実的な世界に浸ることも可能。
そのためには、内装をリノベーションして居住者の使い勝手のために多少の初期投資が必要になってきます。当然見栄えも格段に変わりますし、他にはない間取りに一目惚れする人も。
既存のパッケージされた商品を選ぶ時代から、住みたい理想に近づけてあげることを意識すると、買い手がすぐに見つかったり、評価額以上の取引につながるかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか。築年数が古いから売却を躊躇していた人もいるかもしれませんが、中古マンションの値段や風合いを好む人もたくさんいます。売却側の情報量も増やして、希望額以上の成果につながるように参考にしてみてください。