住宅建設業界 時価総額ランキング 2025

上場住宅メーカー社29社（※）につき、2025年6月5日時点の時価総額をランキングしました。時価総額とは株価に発行済株式数をかけた数値で、会社の規模や価値を測るための重要な指標です。（リビンマガジンBiz編集部）

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集計方法

2025年6月5日時点の時価総額を集計

1位は大和ハウス工業　時価総額1兆円超えは3社

1位は大和ハウス工業で、6月5日時点の時価総額は3兆2,288億,900万円となっています。

2位は積水ハウスで、時価総額は2兆1,514億2,500万円でした。

3位は大東建託で、時価総額は1兆713億4,600万円となり、この3社までが時価総額1兆円超の住宅メーカーとなっています。

4位は住友林業で、時価総額は8,793億3,200万円した。住友林業は売上高は2兆536億5,000万円と、大東建託の売上高1兆8,423億5,700万円を超えていますが、時価総額では大東建託のほうが上回る結果となりました。

大東建託の株式は、世界最大級の資産運用会社であるアメリカのブラックロックの日本法人ブラックロック・ジャパンと共同保有者によって8.61%保有されており、保有割合は増加傾向にあります。

住宅建設業界は少子高齢化によって住宅の国内需要が減少していることから、投資家から厳しい目を向けられており、その中でも時価総額1兆円以上を維持しているトップ3は、投資家からの確かな信頼を得ていると言えるでしょう。

2018年ごろから違法建築問題が大きく報じられたレオパレス21が8位につけています。一度は倒産寸前まで追い込まれた同社が、地道に、忍耐強く施工不備問題の解決に取り組み、信頼を回復させたことが分かります。2022年3月期以降は続けて純利益での黒字化を達成しています。

将来に向けての明るい材料が少ないため時価総額が上がりにくい住宅建設業界ですが、海外進出等で利益や配当はしっかりと出している企業も多く、技術革新などの明るいニュースがあれば時価総額の上昇も見込まれます。時代の変化に柔軟かつ臨機応変に対応し、DX化などで効率化を果たせば、住宅建設業界に新たな流れを創り出すこともできるでしょう。