不動産業界店舗数ランキング2020

不動産売買仲介業、賃貸仲介業を営む会社40社につき、2020年6月時点での出店店舗数をランキングしました。全国展開している大手の会社の出店傾向は、去年と比べてどのように変化したのか、業界全体の店舗数の変動についても考察します。(リビンマガジンBiz編集部)

集計方法

・2020年6月14日時点で公表されている各企業の店舗数を集計

・公式サイトに表記されている店舗数を集計、表記がない場合は、公式サイトに掲載されている店舗数をカウント

・対象店舗は、不動産売買仲介業、賃貸仲介業のために出店している拠点

・フランチャイズ、直営に拘わらず、同じブランド名・屋号の店舗を集計

画像=写真AC

1,000店舗以上はアパマン1社 店舗数500以上は7社

 

1位はアパマンショップで、店舗数は1,093となりました。2019年8月時点の1,143店舗より50店舗を削減しています。その理由は、2018年12月に起きた北海道のアパマンショップ爆発事故の影響によるものと考えられます。

また、今回の調査ではアパマンショップをはじめとして、ランキング上位の会社がおおむね店舗数を現状維持していました。競業他社と店舗数の増加を競うほどには不動産業界全体の景気が上り調子ではなかったことも、削減の原因といえるでしょう。

2位はセンチュリー21で954店舗(前年比±0)、3位はエイブルの819店舗(前年比+1)と、2019年8月時点とほとんど変わりませんでした。

出店数が500店舗以上の会社は以下の通りとなっています。

 

このうち、ピタットハウスは昨年に比べて12店舗を削減しています。一方、店舗数500を超える企業で今回、もっとも活発に店舗数を増加させていたのはHouseDoです。約一年で26店舗の増加となりました。ランキングトップ10の中で10店舗以上増やしたのはHouseDo1社だけとなりました。

店舗の増減に注目すると、調査した40社全体の店舗数は去年より増えていますが、すでに多数の店舗を出店させている企業は店舗数を維持する傾向がみられます。

今後は、新型コロナウィルスの影響により、実店舗ではなくオンラインでの展開に力を入れる不動産企業が増えそうです。

その反面、人口過密を嫌って地方移住を考える消費者も増えています。コロナによる不況で、収入減少により家賃の高い都心から移住する人もいることでしょう。そのため、その地域ならではの相談にも乗ってくれる地域密着型の不動産店舗の需要も高まると考えられます。コロナショックによる今後の店舗数の増減の変化に注目が集まります。

不動産業界店舗数ランキング2020


 

集計方法

・2020年6月14日時点で公表されている各企業の店舗数を集計

・公式サイトに表記されている店舗数を集計、表記がない場合は、公式サイトに掲載されている店舗数をカウント

・対象店舗は、不動産売買仲介業、賃貸仲介業のために出店している拠点

・フランチャイズ、直営に拘わらず、同じブランド名・屋号の店舗を集計

 

不動産業界店舗数ランキング2020

集計方法

・2020年6月14日時点で公表されている各企業の店舗数を集計

・公式サイトに表記されている店舗数を集計、表記がない場合は、公式サイトに掲載されている店舗数をカウント

・対象店舗は、不動産売買仲介業、賃貸仲介業のために出店している拠点

・フランチャイズ、直営に拘わらず、同じブランド名・屋号の店舗を集計

 
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