マイホームや投資用の不動産を売却する時、買い手はどのようなポイントを気にするのでしょうか。これを知っているだけで、高く、売れやすくなるポイントをご紹介します。

買い手が重視するポイント

不動産売買の際、売り手として重視するのは、スピートと価格という方がほとんどでしょう。では、買い手は、どんなことを重視するのでしょうか。

 

価格

不動産という大きな買い物をする際、価格は必ず確認するポイントです。周辺の物件と比較して、あまりにも高額な場合、当然その不動産物件は売れにくくなります。また、低額すぎても、何か理由があるのでは?と思われて、売れにくくなるかもしれません。周辺の不動産価格もよくチェックし、不動産業者と相談しながら、売れやすい価格を決めましょう。

 

物件のコンディション

買い手にとって、売り手の持つ不動産は、当然中古物件となります。その場合、物件のコンディションというのは、とても重要になります。雨漏りはしていないか、物件が傾いていないか、白アリはいないか、などは、大きなチェックポイントとなります。物件のコンディションを整えておくことはとても大切です。古い住宅の場合、多少のダメージは価格に反映させれば納得されることも多いですが、まだ築浅の物件の場合は、それが大きな売れ残り要因になることも。価格に上乗せできる範囲であれば、修理も検討してみましょう。

 

売却の理由

なぜその家を売却するのか。買い手としては、気になりませんか?転勤や、家族構成の変化などといった理由なら納得ですが、何かその家自体に理由がある可能性を考えてしまうもの。周辺の環境が悪いのか、住宅に欠陥があるのか、などと邪推してしまうかもしれません。余程プライベートな理由でない限りは、売却の理由をきちんと説明しておくとよいでしょう。

 

■簡単にできる、ポイントUPの方法

では、買い手に少しでも良い印象を持ってもらうために、何か行えることはあるのでしょうか。

 

内覧時の掃除、片付けは必須

購入者にとって、家の中が空になっている方が、もちろん内覧はしやすくなっています。しかし、場合によっては居住者が住んでいる状態での内覧になることも。その際、掃除と片付けをしておくことで、購入希望者の好感度は間違いなくアップします。特に家の第一印象を決める庭と玄関周りは、必ずきれいにしておきましょう。

 

コンディションをよくする

前記のように掃除や片付け以外にも、物件をよく見せることはできます。例えば簡単に取れる外壁の汚れなどは、高圧洗浄機などで落としておくとよいでしょう。また、雨漏りやシロアリ駆除などは高額のメンテナンス代が必要になるので避ける人が多いのですが、天井の染みや床のたわみがあると、それが原因でなくても、そうだと勘違いされることもあります。可能な限り、修理しておきましょう。ただし、物件のダメージを偽ると、売買後に瑕疵担保責任を追及される場合があります。修理をしないのであれば、物件のありのままを見せて、瑕疵があることを同意の上で売却をしましょう。

 
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