家を購入する一番の理由に、「家族のため」をあげる人が多いそうです。しかし、その家族の一員である子どもたちを育てることができる時間が、意外と短いことをご存じですか?

 

 

■子どもと家で過ごす時間

 家は、子どもが小さい時期に購入する人が多いと思います。そんな人が、マイホームでの暮らしを思い描く時、広いリビングで家族全員が団らんしているイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。しかし、そんな時間は、実は意外と短いのです。

 

子どもが家にいる時間は短い。

 例えば子どもが未就学の頃に家を購入したとします。まず、子どもは保育園や幼稚園へ行き、小学校から高校へと進み、その間に部活をしたり塾に行ったり友達と遊んだりします。大学へすすむと、学校の場所によっては独立して一人暮らしを始めます。家から通う場合でも、学校で長時間過ごしたりアルバイトをしたりと、家にいる時間はさらに短くなります。ここまでの時間は、約15年。30年のローンを組んだとすると、子どものために購入した家で、半分の時間しか子どもと過ごせないことがわかります。

 

子どもと一緒に過ごせる時間はもっと短い。

一方の親世代は仕事をし、家に帰るとすでに子どもが寝静まっているということも多くあります。さらに同僚や友人との付き合いもあり、休日には自分の趣味などの時間も持ちます。子どもが忙しくなってくると、その二者が同時に家にいる時間はさらに短い、ということに気がつきます。

 

 

■子どもと少しでも長く過ごすために

 仕事を持っていると、子どもと過ごせる時間は限られてしまいます。また、子どもが外に出て行く時間を考えると、一緒に過ごせる時間はさらに短くなります。子どもと最も長く過ごすためには、どのタイミングで、どんな家を買えばよいのでしょうか。

家を買うタイミングを考える

 最も子育てをしていると実感できる時期は、おそらく小学校中~高学年くらいまで。それより子どもが大きくなると、家族よりも友達と遊ぶ時間が楽しくなり、さらに中学以降は部活や塾で家にいない時間が長くなり、恋人ができるとその時間はさらに増えていきます。つまり、子育てを充実させたい人は、幼少期から小学校高学年くらいまでの10年くらいを過ごせる時期が、ズバリ家を買うベストタイミングになります。その頃には家族構成も決まっていることが多く、自身の仕事も安定しているので、ライフプランニング的にも最適なタイミングになっているはずです。

都心の家を選ぶ

 郊外の家を選択すると、通勤時間が長く、家にいられる時間も短くなってしまうもの。また、大学進学と共に子どもが家を出るという場合も多くなります。しかし、都心部に家を購入しておけば、家から通学しやすく、少しでも長く子どもと暮らす時間を持てます。また、就職しても家から通えるので、子どもが独立する資金をためやすい環境も作ってあげることもできます。

 
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