家を買うタイミングは、いつがベストなのでしょうか。結婚? 子ども? または金利が安くなったら? そんな「皆もこのくらいの年齢で買うのだから」なんてタイミングで購入すると、損をしてしまうかもしれませんよ!

 

 

■価格からタイミングを計るべきか。

家は一生で最も大きな買い物と言われています。不動産価格が下落している時、または金利が安い時など、いわゆる「お買い得」な時期に購入してしまっても良いものなのでしょうか。

 

不動産価格や金利が安い時に買うべき?

家という大きな買い物をする時。もちろん、安く買えるにこしたことはありません。連日「今が買い時です!」と購入を煽るような報道が続くと、今買わないのと損するのかな……と、不安なってしまうこともありますよね。でも、ちょっと待って! あなたが購入したいという気持ちになっているということは、周囲にもそんな人が多いのです。購入希望者が多いということは、競合相手も多いということ。つまり、理想通りの家が買えないこともあるということ。そんなタイミングで焦ってしまい、よく物件を吟味せずに購入して、後悔している人もたくさんいます。

 

不動産はずっと同じ価値なのか。

不動産の価格は、購入した後も変動します。この時期に無理をして買ってしまうと、身の丈に合わない不動産を購入してしまうケースがあるのです。金利が安いからといって予算ギリギリの家を購入してしまうと、変動により金利が大幅にアップして家計が圧迫されることも。また、所有している不動産の評価額が大きく上がると、高額な税金を課せられたりすることもあります。安いからといって飛びつかず、冷静に自分の身の丈に合った不動産を見極めることか大切です。

 

■家を買うのは、自分の人生に合わせて。

では、結局、どんなタイミングで購入するのが良いのでしょうか。結婚、出産、子どもの進学などをターニングポイントとして購入する人も多いですが、実はそれは危険なのです!

 

家族構成が固まってからがおすすめ!

よく親世代や周囲の人々は、人生の大きなターニングポイントで家を買うことをすすめてきます。しかし、昨今では、一度家を買うと、昔のように買い替えなどをせず、リフォームやメンテナンスをしながら長く住むのが主流。そうなると、共働きだった妻が退職する、子どもが増えて家が手狭になるなど、その後の人生で後悔をするような家を買ってしまうかもしれません。家を買うのは、家族構成がしっかり決まってからがベストです。

 

ライフプランも考える。

若いうちにローンを組んだ方が良いと言われることも多いですが、若い時に買うということは、その分、ローンを長く払わなくてはならないということ。つまり、金利として支払う金額も多くなるということです。逆にローンを短くすると、支払う額が多くなってしまい、結果家計を圧迫してしまうこともあります。住宅を買う時は、家計の収支バランスをよく考える時期。子ども教育資金、老後のお金など、プロに相談しながらしっかりと計画しましょう。

 
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