皆さんは普段、どこで買い物をしますか?駅ナカや駅チカにあるお店、郊外の大型ショッピングモール、百貨店にスーパーマーケット。なかにはネット通販という方もいるでしょう。今ではいろいろな形で効率良く買い物ができます。


しかし、人とのふれあいや人情を感じながら買い物をするのも良いものです。

「人情商店街食べ歩き探訪」では、東京にある商店街に実際に訪れ、その魅力や特色を取材します。


今回は、板橋区大山町にある「ハッピーロード大山商店街」です。(リビンマガジンBiz編集部)

ハッピーロード大山商店街


池袋から東武東上線に揺られること5分、やってきましたハッピーロード大山商店街!

(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

ハッピーロード大山商店街の魅力は、まずアクセスの良さです。大山駅南口を出てすぐです。

そして、買い物がしやすいということ!駅を出てからずっとアーケードが続いているので、天候に関係なく安心して買い物ができます。

また、この商店街は自転車通行が可能であるものの(安全面を考慮し自転車はおりて歩く様、呼びかけています)、車道はありません。安心して買い物ができますね。

(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

商店街の歴史


商店街の歴史は古く、江戸時代にまで遡ります。もともとは旧川越街道沿いに発展した商店街だったそうで、鉄道の誕生や戦争など時代の移り変わりと共に、形を変えながら育まれてきました。

1978年4月、池袋にサンシャインシティが完成しました。これに危機感を持った、当時大山にあった商店街二つが合併し、現在のハッピーロード大山商店街になりました。約200店舗が軒を連ね、来街者数は多い日で3万人とのことです。この区内最大のアーケード付き商店街は、巨大な商業施設の開業という不安の中、生き残りをかけて生まれました。商店街を歩いて感じるパワーや活気は、こうした多くの苦労を乗り越えて存続してきたからこそなのかもしれませんね。

ハッピーロード大山商店街を歩く!


(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

素敵な雰囲気のお店が並びます。

一番手前はお茶を取り扱う「大山園」、親子連れや女性の店に入っていきます。中は落ち着いた雰囲気の喫茶店にもなっていて、皆さん立ち寄って休憩されている様です。プロが選んだ茶葉を、丁寧に煎ったこだわりの煎茶や、抹茶に季節の和菓子が付いたセット、抹茶ラテ、そして夏季限定のかき氷もありました!

かき氷は、新茶葉と宇治抹茶を閉じ込めた氷を削って頂くという、贅沢なかき氷です。美味しくて、冷たくて、しかも夏の紫外線を浴びたお肌にも嬉しい茶葉の栄養がたっぷりのかき氷、これはぜひ食べて頂きたいです!

大山園のお隣は、「松屋甘味店」です。大学芋がおすすめです!お芋一筋65年、懐かしいレトロな雰囲気が魅力のお店です。

一番奥は、鮮やかな色の野菜や果物が店先に並ぶ「丸二青果」です。開放的で明るい昔ながらの八百屋さん、という雰囲気がとても懐かしく、思わず立ち止まってしまいました。

(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

ソフトクリームとクレープのお店「ピエロ」。最初、気付かずに通り過ぎてしまったほど、小さなお店です。むしろ「出店」といった感じなのですが、こちらは各メディアに取り上げられている人気店です。クレープを焼くと、甘くて良い匂いがフワッと漂います。美味しそうです!

(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

こんな雰囲気の酒場にフラッと立ち寄って一杯、良いですねー!

(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

アライ精肉店」は、創業昭和11年の老舗の精肉店です。上質なお肉が安く手に入ります。

(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

人気なのはメンチカツやコロッケ、ヒレかつといったお惣菜メニューとのことです。こちらもメディアにも多く取り上げられ、その安さと美味しさでたくさんのファンを虜にしています。今夜の夕食のおかずにいかがですか?

(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

メンチとひとくちヒレかつを4枚ずつ買っても1,000円ちょっとでした。この安さで、ご家庭で美味しいお肉屋さんの味が楽しめてしまいます。家計に優しく、忙しいお母さんの味方です!

お味はというと、サクサクで、お肉が美味しい!ヒレかつは柔らかく、メンチはジューシーでした。翌日のお弁当の為に、少し多めに買っておけば良かったかな。

(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

こちらは和菓子の「辰屋かぎや」さん。冷やしうす塩大福と冷やしわらび大福が人気です。芋ようかんや商店街近くにある大山福地蔵尊の最中、「福地蔵最中」もおすすめ。

(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

珍しいのはやはり、冷やしわらび大福です。あんこがわらび餅で包まれていて、きなこがまぶしてあります。取材に訪れた芸能人の方々も大絶賛だったとか。遠くは関西方面からも買いに来られる方もいるそうです。

(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

こちらが冷やしわらび大福。お店のご主人こだわりのきな粉の香りを楽しみながら頂きます。「ん!?これは美味しい!!」と思わず声が出ました。柔らかいわらび餅の中に上品な甘さのあんこが入り、口に入れると一つになって溶けていくような感じです。お土産や、お見舞いにも喜ばれること間違いなしです。

温かく気さくで仕事熱心なご主人が丹精込めて作った和菓子、自信をもって大切な人へ贈れます。

ハッピーロード大山商店街、また行きたいです。そしてお店の方々に伝えたいと思います。「最高においしかったです!」

(撮影=リビンマガジンBiz編集部)

大山駅前から歩き、全長540mのアーケードはここまで。楽しくて美味しくて、発見と出会いに満ちた540m。なんて素敵な場所なのでしょう!

今度はゆっくり訪れたいと思います。

【商店街データ】

「ハッピーロード大山商店街」

最寄り駅:
東武東上線 大山駅

HP:
http://haro.or.jp/

 
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