前回は、「不動産を売却するときに、工夫すべきこと」をご紹介しました。

今回は、「不動産価格の流れを捕まえられる指標とは」、についてご紹介していきます。

不動産を高く売り、安く買いたい


毎日のニュースの終わり頃に、「日経平均株価の終値は1万7千円です。」とか「12時現在の外国為替市場は、$1=102円です」

といった経済指標がアナウンサーに読まれること、多いですよね。

 

また、ネットで調べると、過去の株価の動きや、円ドルのレートなどは、容易に入手することが出来ます。

 

一方、皆さんは、不動産の価格のトレンドを見る指標はご存知ですか?

 

もし、皆さんが、今不動産をお持ちで、何らかの理由で売却したい、また、そろそろマイホームが欲しいのだけれど、

今、不動産の価格のトレンドはどうなのだろうか、と考えたとき、何の指標を参考にされるでしょうか?

 

このように、金融市場と不動産市場を比較してみると、不動産市場価格の把握が難しいのが現状です。

しかしながら、実際は様々な会社、研究所から、不動産価格のトレンドを把握することが出来る指標が発表されています。

以下にそのいくつかをご紹介していきましょう。




 

不動産価格を表す指標 戸建て、マンション編

では、戸建てやマンションの価格トレンドを見ることが出来る指標をまずご紹介しましょう。

 

    日本不動産研究所 「住宅価格指数」


2015年1月より公表開始した「不動研住宅価格指数」は、以前東京証券取引所から発表されていた

「東証住宅価格指数」を引き継ぐもので、公益財団法人東日本不動産流通機構より提供された

首都圏既存マンション(中古マンション)の成約価格情報を活用し、

同一物件の価格変化に基づいて算出された指数です。

下記が不動研の該当する最新のページです。

不動研「住宅価格指数」はこちら

 

    東京カンテイ

首都圏の小規模新築一戸建て

首都圏の小規模中古一戸建て

首都圏の新築一戸建て

これらの指数は、毎月10日前後に発表されます。

東京カンテイ 戸建て指数はこちら

 

中古マンション70㎡換算価格推移

これらの指標は毎月20日前後に発表されます。

東京カンテイ 中古マンション70㎡換算価格指数はこちら



 

ここにご紹介したものだけでなく、その他さまざまな会社や機関が数値を発表しています。

これらを上手に使いながら、今の不動産のトレンドを把握した上で、不動産の売買の戦略を立てることは重要です。

 

次回は収益物件の価格推移の指標をご紹介してまいります。

 
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