住んでいる状態での内覧は、どのように行えばいい?


不動産査定を行い、今住んでいる不動産の売却を決めたら、次にやるべき事は内覧の準備です
引っ越した後にメンテナンス業者を入れて綺麗な状態にした物件と、まだオーナーの住んでいる物件を内覧するとでは、与える印象が大きく変わります。ここでは、ご自分の住んでいる家を内覧してもらう際に大切なポイントをいくつかご紹介します。

住まう家ですから、生活感が出てしまうのはある意味当たり前のことです。しかし、少しでも高い価値で物件を売りたいと思うのであれば、内覧者に良い印象を持ってもらうことが大切です。

もともと広々としていれば問題は無いのですが、目指すところは狭くても清潔感のある空間です。まず、第一印象となるのが玄関です。余計な靴などは置かず、すっきりとした印象が持てるよう、玄関脇にものを置いてある場合は必ず撤去しておきましょう。次にリビングダイニングですが、

玄関とリビングダイニングの雰囲気でほぼ内覧者の意思が決まる

といっても過言ではありません。そのため、リビングにも余計なものは置かず空間を広くとり、明るい照明をつけるなどして、広くて明るい印象を与えるようにしましょう。キッチンや水回りに関しては、どうしても汚れが目立ってしまいます。購入後リフォームされる方も多いのですが、やはり少しでも良い印象を持ってもらうために、専門業者にクリーニングしてもらうなど、少しでも清潔に見せる必要があります。意外とうっかり忘れがちなのがバルコニーです。割れたプランターを無造作に積み上げていたりすると印象が悪くなります。細部まで気を抜かずきれいにしておきましょう。

また住んでいる人には気づきませんが、家にはそれぞれの匂いがあります。消臭剤などを使ってておくのもマナーのひとつです。また、スリッパは多めに用意しておくことも心配りとして大切です。ペットを飼っている家は、できるだけ他の家族にお散歩に連れて出てもらうようにしましょう。

内覧の立ち会いは奥様が行うのがベストです。キッチンの使い勝手など女性目線で話すこともできますし、近隣のスーパーや病院、子供達の学校環境のことなど細かい話をすることで、購入者に生活のビジョンを抱かせることができます。

家の中を清潔にしておくと、家を大切に使っている人だという印象を与えます。大切にされた家であれば、リフォーム費用も抑えることができるため、購入者にも大きなメリットとなります。

また、内覧日程などは希望するお客様に合わせるよう努力することも大切です。

売ってあげるのではなく、買っていただくという気持ちを忘れずに、内覧されたお客様に気持ちよく帰っていただけるように心がけましょう

 
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