いつ売るの?今でしょ!

マンションの特徴に合わせた売却のタイミングは?

不動産価格が上昇している昨今において、ご自分のマンションを売ろうかどうか迷っている人もいると思います。または、一生住むつもりはないけれど、どのタイミングで売ればいいのかわからないという人も多いでしょう。今回は、マンション売却のタイミングとして、すぐにでも売ったほうが良いマンションの特徴をご紹介しますので、ご自分のマンションが当てはまるようであれば、早めの売却の検討をお勧めします。

考え方としては、購入者の立場にたってみることが大切です。自分がもし中古マンションを買おうとした場合、どのようなところが気になるのかを合わせて考えていくとわかりやすいと思います。

まず一般的な分譲マンションの資産価値の減価償却ですが、5年で2割、10年で3割、15年で5割といわれています。つまり5,000万円で買ったマンションが5年で4000万円、10年で3500万円、15年で2500万円まで価値が下がってしまうことになります。(最近は都内一頭地の築浅物件においては、購入時よりも価値の上がっているマンションも多数見受けられるため、一概にはいえませんが)ご自分のマンションの査定をした際、これよりも速いスピードで価値が下がっている場合は、少しでも早く売り抜くことが大切です。この減価償却においては建物自体の価値だけでなく、周辺の開発具合や人口分布なども考慮されるため、専門家にしっかりと査定してもらうことが必要です。

次に、購入時に皆さんが1番気にされるのは築年数だと思います。マンションの耐用年数は50年ともいわれていますが、年数が経つにつれやはり修繕積み立て費用が大きくなったり、予期せぬメンテナンスに費用がかかることが予想されます。また、心理的に築10年程度のものを探す人が多いのが現状です。築10年程度で検討している場合、立地条件や価格などに魅力があれば、築年数がそれよりも少し経っていたとしても購入候補に入ります。とはいえそれも5年程度でしょう。築10年で探す人が、築15年の不動産を購入することがあっても、築20年の不動産を購入する事はほぼありません。
購入検討の最初の段階で除外されないためにも、築15年以内での売却をお勧めします。

マンションに限っていえば、駐車場の有無マンションの規模など、より高値で売り抜くために様々な条件があります。例えば、大規模マンションの場合、築10年を超えたあたりから売却する人が増えるため、価格競争が起こってしまいます。そのため、ライバルの少ないうちに売り抜く必要があります。さらに低層階の場合は、日当等の問題から資産価値が高層階に比べ低くなってしまいます。その中でライバルが現れたりると、より一層値下げを迫られることにもなりかねません。また、ファミリー物件は駐車場がない場合、かなりのマイナス点となります。売り手がつくうちに早めに売り抜く必要があります。

 
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