毎週水曜日配信、「元不動産営業マン梶本の、結果を残す営業術」


業界歴21年、不動産会社専門コンサルタント 梶本幸治さんが、デキる営業の心得、成功している不動産会社の特徴を紹介します。


今回は、追客手段として使っているメールで、お客から返信が来る方法を伝授します。(リビンマガジンBiz編集部)


(画像=写真AC)

お客さんに何回メールを送っても返信がない!どうなっているんだ!

と、イライラした経験がある営業担当者は多いはず。

不動産を買いたいお客様や売りたいお客様へ送ったメールに、毎回ちゃんと返信がありますか?

営業研修などに行くと「メールのお客さんにはメールで返信が鉄則」「いきなり電話を掛けることはNG」などと教えられ、その通り追客しても…お客様からの返信は全くなし!また、研修の講師が教えてくれた「丁寧なメール」のひな型を真似してみても…お客様からの返信は全くなし!

これでは疲れてしまいます。

では、不動産営業でお客様から返信が来るメールのひな型があるとすれば、あなたは見てみたいですか?

それでは、「不動産営業でお客様から返信が来るメール」のひな型を公開しましょう。

━ひな型:不動産営業でお客様から返信が来るメール━━━━━━━━━━━━

大変お世話になっております。○○不動産の○○です。

今年の3月13日以来、今回で4通目のメールをお送りさせておりますが、○○様よりご返信を頂けない状況に不安を感じております。

私は、自分自身が気づかないところで○○様のご不興を被るような行いをしてしまったのでしょうか。

ひょっとすると、過去3回に渡りメールを差し上げたことが「しつこい」とお感じになったのでしょうか。

万一、○○様が今後、弊社からのメールによるご提案や、情報のご提供を望んでいらっしゃらないのであれば、本メールの返信に「メール不要」とだけお書き頂きご返信ください。

宜しくお願い申し上げます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

上記、ひな型の感想はいかがですか?

「えっ!こんなメールってアリかよ!」

「返信がもらえるメールのひな型って言うから読んでみたのに…なんだこれは?」

「こんなメールのひな型…不動産営業実務では使えないよ~。」

あなたが戸惑われるのももっともです。

しかし、このひな型を使うと、割と返信が来るものなのです。

このひな型のようなメールを受け取ったお客様からは、次のような返信が寄せられがちです。

すみません。バタバタしていてメールの返信ができませんでした。また、情報は送ってください」「興味のある情報の時だけ、返信すれば良いと思っていました。今後とも宜しくお願いします

お客様は「読んではいるけれど、返信の必要性を感じていなかった」ことがよく分かります。つまり、「返信の必要性を感じられるメール」を送れば、お客様からの返信も増えることになりますね。

このひな型を通して理解してほしい点は、“本メールの返信に「メール不要」とだけお書き頂きご返信ください。”のように、お客様に返信を促す文言を挿入する重要性です。

相手の行動を促したい場合は、「こちらから誘導すること」が大切です。

この考え方は、「不動産営業でお客様から返信が来るメール」だけでなく、ダイレクトメールやホームページ、チラシなどにも当てはまりますので覚えておいてください。

【注意】

上記、「不動産営業でお客様から返信来るメール」ひな型は、考え方をご理解いただくために掲示したものであり、実際の営業現場での効果を保証するものではございません。また、同ひな型ご利用により発生した問題に関して、一切の責任を負いかねますのでご了承ください。

■本日の格言

・お客からメールの返信をもらうには、返信を誘導するような文言を入れるべし!

 
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