シロアリ物件には注意しましょう

今後長持ちしない物件の1つに「シロアリ」被害を受けている物件があります。白アリは木造にダメージをあたえることは想像できるでしょうが、実は鉄骨やRC造の建物に対しても被害を与えてしまうのです。ただし、鉄骨やRC造の場合は建物の強度に大きく影響を与えることはないため、部分的な補修で何とかなるケースが大半となります。一方でダメージを大きく受けるのが、やはり木造の建物です。木造の場合は、構造部分に浸食を受けてしまった場合、その強度に大きく影響があらわれ、耐震性が低下してしまうという大ダメージをうけます。阪神淡路大震災や新潟中越地震の際に倒壊してしまった物件には、このようなシロアリの被害を受けていた家も多かったそうです。

その周辺の地域に将来性はあるのか

全国的に人口減少が見られますが、その一方で人口が増えている地域も見受けられます。特に注意をしたいのは、人口がドンドン減少し続けている地域です。この地域にある物件には気をつけましょう。このような地域では、将来的に供給に対して需要が少ないという状況が起きる可能性が高いです。こうなると例えばアパートでは満室の状態を維持することができなくなり、空き室が出てしまいます。空き室率を下げようとすると、価格を下げてでも入居者を募集しなければならないということになりますので、収入源となる家賃がドンドン下がっていくことになってしまうのです。また、仮に何とか元本を回収ができたとしても、その地域が活性化しない限り、安定した収入を得続けるのが難しいでしょうし、何よりも土地と建物の価値が低く売却すら困難ということになりかねません。

立地条件が悪く、駐車場が少ない物件に注意

エリア的に電車での移動が求められるようなエリアにおいては、交通の利便性が悪い物件は入居者を募集するのに苦労することが想定できます。また、自動車での移動が必須のエリアにおいては、駐車場のスペースが十分に確保されているか確認しましょう。3LDKや4LDKなどのファミリータイプの間取りであるにも関わらず、軽自動車1台のみの駐車スペースなどという場合は、貸し付けや売却が困難になります。このような場合は、別途に駐車スペースを確保するという費用が発生する可能性が高いので注意する必要があります。

 
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