「自宅を買い換えたい」「住んでいる家を売却したい」と考える際に、「売買のタイミング」がいつ頃なのか、その時期を知った上で、行動し始めるでしょう。今回は不動産売買の時期について考えていきましょう。

 自宅を売買したいと考え、初めに行動するとしたら、まずは不動産会社へ相談しに行くことですよね。そこで、条件などを相談したうえで、売出しにかけ、取引相手を見つけてもらい、売買契約を成立させるという流れが一般的ですが、その際、「想定していた条件より妥協した条件でしぶしぶ売却してしまうことが無いようにしたい。」本来、売買を考える上で、少しでも良い条件で売却したいと考えると思います。これから、不動産会社を訪れる前に知っておくべき事前準備があるので、そのことについて確認していきましょう。

 まず、「自分を知ること」「購入相手を想像すること」が大切です。売却したいのはなぜか、いつまでに売りたいのか、どのような条件で売りたいと考えているのかなど、目的や目標時期を具体的に考えておくことが何よりも重要です。そのうえで、売却したい物件が、どのような層に受けるのかという特徴を想定し、その物件の魅力は何かを不動産会社との話し合いの中で、明確に伝えていくこともポイントとなるでしょう。また、購入する相手はどのような人なのかも想定したら、目途がつきやすくなお良いでしょう

次に世の中の「情報収集」です。物件を売却する際には、時期の見極め仕掛けることで、取引相手が多く市場に出てくる「売れる時期」を掴むことも重要となってきます。例えば、春先や秋口など(1月~3月と9月~11月)の異動時期は、周辺の売出し物件との数量や価格バランス影響されやすく、購入希望者が多く、売却しやすい時期であり、真夏や年末など、世間的にも忙しい時期には不動産の流通は少なくなってきます。

 また季節との違うタイミングで考えると、例えば、周辺に競争物件が少ない、もしくは無い時は、物件の案内件数、交渉件数も増え、売却成立しやすいと考えられます。

 また、不動産価格は、景気や市場、金利、税制などの情報収集も欠かせません。特に景気の動向に関しては世界の金融市場などのにも大きく左右されるので、全体の景気感を掴んでおくと不動産価格、値動きも想定しやすくなるでしょう。

 このような考えを持って自分にとっての「売却時期」を見極め、行動してみてください。

 
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